冒険の回し方/Running the Adventure

 キャラクターがどのようにして、あるいはなぜホーン男爵領でやってくるかにかかわらず、次に襲撃される街が判明した時点で冒険は始まる:バーリ入植地/settlement of Burl。冒険は線形だ - 勇者は月に着くまでNEROと対峙することはできないし、軍団兵を追跡してLUCAS研究所に辿り着くまで月に進むことはできない。この連続的なイベントを示すため、冒険は4つの部分に分けられる:

パート1:ホーン男爵領/The Barony of Horn
 キャラクターは“軍団”の攻撃を撃退し、襲撃者をLUCAS研究室 - ガンマ・テラにおける彼らの基地 - まで追跡する。

パート2:LUCAS研究所/The LUCAS Lab
 キャラクターは施設を探検して転送台を発見する。

パート3:月面第9地区/Moon Zone 9
 キャラクターは予期しなかった場所に到着したため、敵の秘密の指揮掩蔽壕を見つけるべく月面第9地区を探検する。

パート4:NERO/NERO
 キャラクターはNEROの掩蔽壕に侵入し、“黄金の軍団”を支配するはぐれAIを破壊しなくてはならない。


 この冒険には全部で16の遭遇があり、『黄金の軍団』だけではなく『D&Dガンマ・ワールドRPG』と『ファーゴーの飢饉』に付属している両面ポスター・マップを使用する。君のプレイヤーは別サプリのポスター・マップと見抜くかもしれないが、『黄金の軍団』における遭遇記述や地形は若干異なっている。

 君が『ファーゴーの飢饉』を持っていないなら、君は遭遇に示されたマップから君独自のマップを作成しなくてはならない。多くのゲーム店には消せるペンで記入可能なビニールマットが売っているし、雑貨屋には君がペンや鉛筆で書きこむことができるマス目付きの紙やポスター紙が売っている。

 『黄金の軍団』のプレイ中、キャラクターはマックナ市の廃墟を調査したり、月面第9地区の冒険で触れられていない個所をさまようかもしれない。そのような場合は遠慮なく、飢えたモンスターや自暴自棄な山賊、奇妙に人々との遭遇を追加しろ。君はこれらの遭遇を使い、冒険者を本題に立ち戻らせる手がかりにすることができる。例えば、キャラクターは“軍団”から逃れた有用な情報を持つ捕虜を発見するかもしないし、あるいは軍団兵が破壊した農場跡で見つけた壊れた装置にLUCAS研究室を指し示す印を見つけるかもしれない。加えて、モンスターや環境を変更したり交換する等、記された遭遇を遠慮なく改変しろ。結局のところ『黄金の軍団』は君たちの冒険なのだ。