IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。

 お前たち、大人になったな…。


 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編。
 単に現在の展開だけではなく、過去の回想と想起、現在と複雑な精神世界ホラーが描かれる。
 なかなか怖くて良いぞ ヾ(⌒(_^ω^)_

 こういうホラーはドタバタと逃げ回るのが定番で覚悟を決めて反撃するキャラクターはいない(いても負ける)。
 これが米人のデフォルト行動様式なら、負けそうになったからといって体当たりを仕掛けてくる日本人を怖れるのもわかる。

 モンスターと同じく理解できない相手だもんな (ΦωΦ)

ターミネーター ニュー・フェイト

 再分岐


 時間ものSFらしくさまざまなパラドックスを繰り返してきたターミネーター・シリーズに新たな分岐が出現!

 ジョンの存在が神格化されすぎて扱いづらくなったから、いっそのことなくそう。サイバーダインのスカイネットも古臭いし、ネット万能説も怪しくなったから止めよう。

 といった野趣に満ちた今作では、

  • “滅びの日”、完全回避
  • スカイネット、『T-2』の結果として数々のパラドックスと共に消滅
  • ジョン・コナー少年、『T-1』時代に別口で送り出されていたT-800の残党により殺害
  • 元々74%の確率で人類は滅びるはず(残党T-800調べ)

という状況から、新たなる敵“リージョン(AI?)”が人類文明に対して奇襲を行い、たった3日で人類文明は瓦解した・・・(金星文明なみ)。

 しかして、“リージョン”は頑強に抵抗する人類を消し去るため、まずは指導者を倒そうと、スカイネットと同じく過去に刺客を放つのであった。


 かつてターミネーターは指導者を生み出す母を消すために送り込まれた。
 今、強い女の時代の到来に合わせ、ターミネーターは将来指導者となる若き女性を狩るためにやって来る!


 的な ( ゜ω゜) 前作の『新起動:ジェニシス』で、若い娘を扱う方が受けることに気づいたんだろな

ジョン・ウィック3 パラベラム

 平和を求むるなら、戦いに備えよ


 ジョン・ウィックの3本目。てっきり三部作と思っていたら違い、四部作。と思いきや、実は読み切り(1作目)に三部作がくっついた変則四部作になりそう。ゆえに今作は2作目相当。
 今回はコンチネンタルを追われた彼が如何にして生き残り、その先につなぐかという物語。
 ただまあ、追加した背景がややなじまない様子で、重い。伏線バリバリ張ってたから、次は爽快感のある完結編でお願い (ΦωΦ)


 今作はみんな大好きな「勘違い日本」が登場しているのだが、来年のオリンピックに合わせてこれを逆輸入(?)したモチーフの店舗を作ったら外人さんに受けるのではなかろうか。壁板を真っ赤に塗って白い垂幕を張りめぐらしデカデカと漢字一文字が描かれているレベルでも良いので、どっかで試していただきたいところ ( ゜ω゜).。o0(店員は、男はさらしを巻き、女は着物姿だったりしたらCool!!

銀河英雄伝説「星嵐」第二章

 1は観てないが、そろそろアムリッツァかと思ったら終わってたの巻 ( ゜ω゜) フォークさんは観れた


 ジェシカさんが痛そうだったのと、我らが英雄オフレッサーが観れたのでヨシ (ΦωΦ)
 賊軍の弱そうなふいんきが画面に出てなかったのがざんぬん

ジェミニマン

 タイトル


 コロンビアまでは良かった。その後は予定調和的な展開に流れ、煮えきらずに終了。
 良かった話にしたいんだろけど、あそこまでだとちょっとな。


 ウィル・スミスの指向する脚本はなんかイマイチな (;^ω^)

フッド ザ・ビギニング

 恐怖とは神の使う最強の武器だ。そこで教会は地獄を考え出した。


 いわゆる中世冒険譚であるロビン・フッド伝説を下敷きに、現代風の習俗で再編したイメージの作品。衣装小物の類は現代のものを転用し、序盤の十字軍戦役はさながら現代シリア戦線のよう(機関銃砲座のような連弩や歩兵用ロケットランチャーのようなフレシェット弩が登場する)。
 あえて命名するなら、換骨奪胎してリアルさ追求をやめた、『ライト・ヒストリカル/ファンタジー映画』といったところ。2016年の「キング・オブ・エジプト」や2017年の「キング・アーサー」に近い。それのロビン・フッド版ね。
 主な観客に米語が通じないため、画面的な迫力だけで押し切らなくてはならなくなったハリウッド作品の哀しい側面でもあるか。日本映画にありがちな長セリフは、観客に「言葉が通じる」ことが前提だからなぁ。


 今作ではサラセン人がジョンを襲名し、ウィル(スカーレット?)は別役になった。世相を表した脚本だけど、続きはないだろなぁ ( ゜ω゜).。o0(けっこう言いたいことを派手に言ってるしな


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クロール -凶暴領域-

 父娘バディもの


 ギクシャクした関係の父娘が危機に陥った時、最強のコンビは奇跡を起こし…的な動物パニック作品。
 いささか登場人物を無駄遣いしてないかと疑問に思いつつも、パニックってこうだよねとねじ伏せられるような快作。

 侍ジャイアンツを思い出した ( ゜ω゜)

アド・アストラ

星の彼方へ/意志を貫く


 なんかいろいろ拍子抜け。
 月軌道内は発展しており火星軌道まで余裕で進出している時代だけど宇宙船は現代船の発展型。
 軌道速度はとんでもなく(火星・海王星間80日)、減速なしの大気圏突入にも耐える。
 反物質を実用化し、30年の長期運用も可能な宇宙ステーション。

 ある意味でSFで、ある意味でSFではない。


 せめて海王星のキレイなCGをスクリーン全面で観たかったよ… (ΦωΦ)

ジョーカー

 DCユニバース出身かよ!


 やるせない。
 やっぱりヴィランを掘り下げちゃいかんね。憎むべき相手を憎めなくなるというのは、すなわちヴィランという「遠慮なく憎んでよい相手」を憎めなくすることであり、それはすなわち存在自体を殺すことでもある。


 今の時代だからこその作風であるが、それだけにツラい作品でもある (´;ω;`)


 ブルースの正当性を根こそぎ破壊するという姿勢は正しくヴィランなんだがなぁ ( ゜ω゜)

アナベル 死霊博物館

 3本目


 2014年の『アナベル 死霊館の人形』、2017年の『アナベル 死霊人形の誕生』に続く作品。
 原題は『comes home』。かのアナベル人形がウォーレン家にやってきた当時を描く。
 スプラッタではなく、物理現象より精神攻撃に重きを置いた、50年代の由緒正しきホラー作品。
 登場人物はもちっと自分の生活環境に目を向けたら良いと思った (;^ω^) まる