パリより愛をこめて From Paris with Love

  CIA捜査官にあこがれて機関のハンパ仕事を手伝う外交官の物語。
  そんな彼のもとに、CIAから“相棒”が送られてきた。それが手段を問わず目的を達成する凄腕捜査官のワックス(ジョン・トラボルタ)。
  ガタイはデブってスキンヘッドという残念な年月を過ごしているが、体はかなり作っているらしく、動きに鈍重さは見られない。
  てか、通路のど真ん中でどんぱちなんてオタアニメ級のボケシーンもほとんどなく、ちゃんと遮蔽を得ながら戦うあたりアクションがしっかりしていて気分が良い。
  組織のメンバーも、主人公は素人だからしょうがないとして、残りのメンバーはプロとして確実な仕事をしてくれるところもうれしい。
  無表情ながらユーモアも解し、完璧なドライヴ・テクニックでワックスを現場に運び、「もっとデカイ(火器)のはないのか?」という問いに対して「これはどうでしょう」とロケット・ランチャーを差し出すドライバーは最高だ (^ω^)


  いいなぁ・・・。後ろをプロが固めているって・・・。


  最後に、主人公と犯人のシーンでもうちょっと疑問があって良かったと思うのだが、その辺の軽さが不人気を呼んでいるのではないかと思う。
  でも、やりすぎると主人公が自分で頭撃ち抜きそうだからな。しょうがないか。

製作総指揮 ヴィルジニー・ベッソン=シラ
製作 インディア・オズボーン
原案  
脚本 アディ・ハサック
監督 ピエール・モレル


  屋外で散々やらかした後、最後は大使館内でドタバタなのだが、この手の流れはやはり作りやすいのか多いなぁ。
  モレルの『96時間』もそうだし、『アマルフィ』もそうか。
  女性大臣(?)が空気読めない勝手な女性だったのだが、これはヒラリーさんへの皮肉なのかなぁ… (;^ω^)