ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛
劇場版Zガンダムの最終作。
まとまっているかといえば微妙な作。公開前にトミノが言っていたように「戦闘だけがだらだらと続いている」感は否めない。もちっと合間があればそうは感じなかったのだろうけど。
いま思うと、『めぐりあい宇宙』でソロモンをバッサリと切ったのは成功だったのだと思う。今作は『めぐりあい』で言うところのサイド6とテキサスをカットしたような雰囲気だ。
ただし、噂の新エンディングは秀逸ともいえる。あの改変だけで『ZZ』は要らない。
もともと要らない子だった『ZZ』だが、この映画の後に直接『逆襲のシャア』を繋げても大丈夫だ。30分程度の特番でシャアの裏舞台を付け加えるならなお良いが。
思えば20年近く前、とあるフェスで小牧氏 *1 が『これは今は○○ですが、20年後には傑作として評価されているかもしれません』と言っていたが、まさしくそのとおりであったわけだ。
ようやくにして、ガンダムの歴史は一つにつながったような気がする。