界面と水の中
水面の概念
地上に立っている者が水中の敵を攻撃するという状況に対する考察。
DMG91ページによると、
- 「胸まで水中にいる者」は良好な遮蔽(AC+8、反応セーヴ+4、《身かわし強化》利用可、〈隠れ身〉+10 *1)を得る。これはフリーダム・オヴ・ムーヴメント 影響下にある近接攻撃者であるなら無視出来る。したがってフリーダム・オヴ・ムーヴメント がない近接攻撃者、遠隔攻撃者全般、呪文攻撃者全般は遮蔽を迂回する手段(《精密射撃強化》とか)がないとペナルティを受ける場合がある。
- 「完全に水面下にいる者」は完全遮蔽を得る。これは攻撃者がフリーダム・オヴ・ムーヴメント の影響下にある場合は無視される。つまりフリーダム・オヴ・ムーヴメント の影響下にない攻撃者は水中が見えず、攻撃目標として指定することも出来ない(この辺の判断微妙)。
- [火]の効果に関しては呪文と擬呪は〈呪文学〉判定が必要。超常能力は効果なし。水の中にレッド・ドラゴンのブレス攻撃は届かない。
ここで問題になるのがマス Square の利用を細かく定義付けしている3版系ルール。
胸までってなに? 完全に水面下ってどこ? てかマスの中のクリーチャーの占める部分ってどこ?
俺の考えるところ、水面と水中にいるクリーチャーの上面接敵面は一致しているんだが、「胸まで水」ってことは2/3は水中のマス、1/3は水上のマスに位置するの?
ちなみにこの辺のルールは『Rules Compendium』でも表記は同じ。変更不要、混乱なしのルールと判断されたのだろう。
そこではたと思い当たることが…。そういや水面て接敵面と同じじゃないな…(by 〈白羽山〉
そうか。水面はマスの中に存在するのか! だったら話がわかる。
フリーダム・オヴ・ムーヴメント がない場合 | ||
---|---|---|
近接攻撃 | 遠隔攻撃 | 呪文など |
フリーダム・オヴ・ムーヴメント がある場合 | ||
近接攻撃 | 遠隔攻撃 | 呪文など |
|
一方、攻撃者が水中に踏み込んだ場合。
フリーダム・オヴ・ムーヴメント がない場合 | ||
---|---|---|
近接攻撃 | 遠隔攻撃 | 呪文など |
|
|
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フリーダム・オヴ・ムーヴメント がある場合 | ||
近接攻撃 | 遠隔攻撃 | 呪文など |
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つまりアレだ。敵が水中から接近してきたら水に踏み込め。ただし、気付くことができたらのお話 (^ω^)
D&D Rules Compendium (Dungeons & Dragons)
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*1:ここはPHB149ページ
*2:完全遮蔽をクリアー出来れば攻撃可能。しかし段差による通常の遮蔽は残る。
*3:AC+8、〈隠れ身〉+10
*4:完全遮蔽をクリアー出来れば攻撃可能。しかし段差による通常の遮蔽は残る。
*5:AC+8、〈隠れ身〉+10
*6:完全遮蔽をクリアー出来れば攻撃可能。水中なので投擲はダメ。デンドロの左下の交点からゾゴの右上の交点までが射程距離になる。4マスは水中になるので距離は105フィート相当。
*7:完全遮蔽をクリアー出来れば攻撃可能。
*8:反応+4、《身かわし強化》あり、〈隠れ身〉+10
*9:完全遮蔽をクリアー出来れば攻撃可能。距離は25フィート。[火]呪文は制限あり。
*10:一部攻撃可能。水中なので投擲はダメ。
*11:一部攻撃可能。水中なので投擲はダメ。デンドロの左下の交点からゾゴの右上の交点までが射程距離になる。4マスは水中になるので距離は105フィート相当。
*12:[火]呪文は制限あり。
*13:[火]呪文は制限あり。
*14:一部攻撃可能。水中なので投擲はダメ。
*15:一部攻撃可能。水中なので投擲はダメ。デンドロの左下の交点からゾゴの右上の交点までが射程距離になる。4マスは水中になるので距離は105フィート相当。
*16:[火]呪文は制限あり。
*17:[火]呪文は制限あり。