こっちはいわゆるシナリオに乗ってる技能チャレンジ。強制型と読んでも良い。
最初に断っておくと、受動型技能チャレンジは、DMによるPCに対する攻撃だ。
手順は非戦闘的だけど。
ウィザードに対して頑健攻撃が飛んで、「後衛を狙うなんて!」と怒られても困るように、ある意味失敗させる気持ちで進めること。
ただし、上記のように、失敗上等に組まなければならない。そうでないDMはダメ。
難易度も習熟も能力値もないやつは12程度で成功するくらいで。そうでないとゲームにならない。
例えば雪山登山の技能チャレンジ(運動3、持久力2、軽業2、自然2がメイン、知覚がサブ、成功6回)だとしたら、
「では、君たちは雪山の山頂にある敵の砦に向かって出発しました。最初に隊列を決めてください。技能判定の援護できますが、隊列の前後の人にしかできないとするので、うまく並べてください。技能判定の直前に並び替えても構いませんが、突発的な技能もありますので注意してください」
「まず、先頭の方。進む方向を決めます。自然判定どうぞ」
この時、2番目のPCが援護可能。一緒に進路を考える描写かな。成功回数追加あり。
「激しい寒風が君たちを襲う。全員〈持久力〉判定をどうぞ。」
最近増えた全員判定。失敗した人は回復力を1つ失う。半数以上が成功すると成功回数1追加。
この時は、援護可能だけど、援護した人は−2ペナとかあると良いかも。仲間にかかる風雪をかばいながら進む感じ。
「(ダイス)、…4番目の方、突然足元が崩れ、斜面を滑り落ちそうになります。軽業か運動を」
この時は前後のPCが援護できるとか、失敗したら回復力を1失うとか。
援護は後付けが可能にすると良いかも。判定値が4足らない仲間を、前後がそれぞれ援護して引っ張り上げるというのはスリリング。
また即応パワーで瞬間移動があるなら、無条件で成功でも良いでしょ。
「落石です。(ダイス)…、2番目の方、軽業判定を」
「雪崩です。全員持久力判定を」
これらの判定の前に知覚を振らせてボーナスを与えるのも良し。
受動型技能チャレンジは、DMが率先して状況を描写し、それに対する技能判定を要求するというやり方が正しい。
有名な即大休憩の技能チャレンジ話だが、あの説得は強制ぽいので受動型だ。
ただ回し方は微妙で、ああいう状況なら領主(商人?)は説得を待つのではなく、
「君のような細い腕のお嬢さんに何が出来るのかね?」
と話を振るとか。
それに対して
「こんなことできます」
と重量物を持ち上げれば成功1追加もありというもの。
ちなみにこれらの5放言は、アッシュンクラウンの「市場技能チャレンジ」をやった時に得心した結果で、ダメと書いてるのは俺自身の裁定な。
特に俺の周りでは、俺が最初に技能チャレンジを回したので、いらん影響を与えてしまったようだしな。