鳥の死骸と蜘蛛を追うPCは、木造の小ぶりな小屋を発見する。小屋の周囲は群がる蜘蛛の大群に覆われ、出入口の判別すら困難だ。PCが小屋に入ったなら、以下の文章を読むか言い替えろ：
室内は、亡霊のごとき、重苦しい空気で満ちていた。蟲に刺されたように腫れた、ヒューマンとハーフエルフの死体が倒れている。小屋の大部分と同様、蜘蛛が、死体の上に群がっている。彼女らは数日前に亡くなったようだ。その死因は明白だ - 数百の、数千には満たない数の、小さな毒牙によるものだ。
この人たちは何千という蜘蛛に殺されたのだった。その後大部分は周囲に散ってしまった。小屋周辺の蜘蛛は多いが、全体としてはごく一部でしかない。
PCが痕跡を辿り続けるなら、彼女たちは最終的に彼方の峰にまで進む - そこにはアレイニアの洞穴がある。
展開／Development：PCがさらなる情報収集のために付近の地域共同体に進んでも、鳥の死骸を見た以上の情報は得られないが（彼女らの生活範囲内の限界）、変わった話としてアラリアン／Alerianと呼ばれるコアロン・ラレシアンの大祭司が行方不明になっている事がわかる。誰も何が彼に起きたかを知らない。
アラリアンの行方不明については何の手掛かりも残されていない。なぜなら彼が就寝中に瞬間移動を可能とするデーモンが襲撃し、つかんだ後に瞬間移動して消え失せたからだ。この誘拐には数秒しか掛からなかった。
