地球が静止する日

  来るべき近未来、人類は第三のエネルギー革命シズマドライブの発明によってかつてない繁栄の時を迎えていた。
  だが、その輝かしい平和の影で激しくぶつかり合う二つの力があった。世界征服を策謀する秘密結社BF団!


  というナレーションで始まるアニメではない(残念…


  地球の支配種を自認する人類に対する警鐘映画。
  つっても、唐突に始まって唐突に終わる感は否めない。ひょっとしたら、原作のままリメイクしたのか?


  要は、宇宙の彼方にいる異星種族 *1 が、「おまいらそんまんまじゃ地球壊すけぇ、ちとぬっ殺したるぎゃあ」とおせっかいにも人類掃討してくれるお話。
  動物と文明はぶっ壊すが植物は破壊しないなど、けっこう知的な判断基準を持つ微細なイナゴメカ(BF団ロボ)を駆使する。


  しかし、地球人に「自分らもむかし母星をぶっ壊しかけたじゃろ! わしらにもチャンスくれんかのぉ」と諭され人類抹消計画を撤回する。
  なんだかなぁ…。


  まあ、こういうやつらってよくいるよね。昔の自分を棚に上げて、若いやつらにああだこうだとモンク *2 をぶつけてくる年長者。
  そういうの、なんて言ったかな…。ああ、そうだ老害だ!

製作総指揮   
製作 ポール・ハリス・ボードマン、グレゴリー・グッドマン、アーウィン・ストフ
原案 ハリー・ベイツ、地球の静止する日 (角川文庫)
脚本 デヴィッド・スカルパ
監督 スコット・デリクソン
企画   


地球の静止する日 (角川文庫)

地球の静止する日 (角川文庫)

*1:かつて自分たちの失敗で母星を滅ぼしかけた先進種族

*2:高レベルだと厄介w