3e系列の難易度と達成値

  最初に、卓の環境次第と言うことは断っておく。




  最近、友人枠が広がったため同じシナリオを複数のパーティーで廻す機会を得た。
  そこでは達成値が天と地ほども違った (;^ω^)


  とか言ったら言い過ぎなのだが、それでもかなり違う。
  だが、プレイとかキャラ・ビルドの腕前をどうこう言いたいのではない。


  無駄が多いと言いたいのである (^ω^)




  何しろ達成値がバカ高い。かたやは普通だ。
  そして重要なのは、どちらも判定には成功しているということだ(低い方はたまに失敗するが


  なにせ、
  PL「マスター、達成値70です!」
  DM「成功です。(40で成功だけどなぁ…)」


  てな感じ。


  先だっても、要らない子で『邪悪のエッセンス』というネタ企画をやったのだが、同じような現象を見た。




  なんか疑問に思わないか?




  20レベルという領域はPHBに記されている基本ルールの範疇だ。
  例えば、〈解錠〉難易度は(PHB範囲で)最大で40だ。
  普通に考えれば、これは20レベルまでに登場する錠の難易度は40であると考えられるだろう(実際は魔法で施錠されるだろうが)。




  私は(好きで)DMをやる機会が多く、さらにいろいろなシナリオを目に通すため、この考えが的外れではないと思っている。
  難易度はサプリが入ろうとなんだろうと、レベル帯で決定されているのだ。
  少なくともウィザーズ側はその路線で考えているようだ(d20諸作品についてはシラネ


  しかしながら、日本では(たぶん本国でも)プレイヤー諸氏は競って高い達成値を目指そうとする。
  そりゃまぁやりたきゃご自由にというところだが、ペナルティを20科しても出目1で成功するレベルまで高める意味があるかといえば疑問だ。
  もっと他のことに使った方が良くね?


  少なくとも、15レベル程度でエピック級の某かをどうこうできる達成値を得るのはぶっちゃけ無駄だと思う。
  仮にそういうシナリオを組むDMがいるとしたら、それこそクソ・マスターなのではないだろうか?






  まあ、そういう卓もあるだろうし、プレイヤーの中には自キャラの性能を自慢したい人もいるだろうから、あえてそれを否定はしない。


  そこで私が推奨したいのは、DMはシナリオに登場する技能難易度や敵のACなどを事前に公開したらどうだろうか?
  公開基準は平均値でも良いだろうし、最大値でも良いだろう。
  それを目標として、出目1で成功するところまでボーナスを高めれば、あとは要らんわけだ。




  ここまで読んで、たいていの人は「なにをボケたこと抜かしてやがる」と思われるかもしれないが、ぶっちゃけ10レベル超えたあたりからボーナスは目標難易度をかなり超えているのが現実ではないか?
  はっきり言や、キャラクター主成分の2割方は無駄になっているわけだろ。
  そんなビルドする連中なら、その2割を使ってかなりいろいろなことが出来ると思うのだが、どうだ?


  過剰性能のキャラクターを作らせるくらいなら、目標値を公開してあげる方がプレイヤー・フレンドリーな姿勢だと思う。
  御一考あれ。








  4eが完全レベル依存のボーナス/難易度になったのは、3eの過剰軍備に対する反省だろうしね。