まあ、どうしょもなくショッパイ駄作。
簡単に言えば惜しい病の罹患者が遂に陽性反応を示したというか。
「サイボーグ009」という話を設定だけ読んだ監督が、自分の世界感的に解釈して世に送り出したというあたりかな。
それはそれでアリなのかも知れないが、残念すぎるところは、途中までは台詞に因らず絵で話を見せるつもりであったと思われるのに、オチは台詞で解決とか。
なんなんだかねぇ・・・・。
まあ、これはすべて惜しい病の特徴なのだが、いやいや、恐ろしい病だ。
この監督は、作品世界が1つの街程度までなら活かせるみたいだが、地球単位になると機能停止してしまうみたい。
今日の教訓:惜しい病は伝染する。
- 001:45年間の間に、生物のテレポートを可能にし、その距離も対流圏から(たぶん)熱圏まで到達した。そんなに異論はないけど、この子は脳改造以外受けていないから成長しないとおかしいんじゃね? ギルモア博士の助手の青年とかで登場し、「肉体的には君たちを追い越してしまったね」とか。異論多そうだが (^ω^;)
- 002:この人、なんであの記憶がないのだろう。そしてなんで他の仲間は記憶を失った描写がないのだろう。
- 003:キャラクターはいいんだけど、冒頭の飛び降りは完全に無駄だよね。あと索敵は敵施設の内部に入る前にやろうず。
- 004:骨董品扱いはいいが、だったら「ここだと弾切れの心配がなくて良いな」とか欲しかった。追い詰められたときの手榴弾、あんなんじゃ君たち死なないだろ。あとイージスの外ハッチも切断すれば良かったよ。ところでヒロシマ型はどうした? 動く原爆を野放しにするほどGSG9は甘くないだろ。
- 005:無敵超人。
- 006:いつの間にかスパイに。訓練済みなら、壁から身を乗り出しての射撃は逆の手で撃とうぜ。素人かよ。
- 007:潜入目的じゃないなら最後尾を殺す意味ないじゃん。何のための殺しなのか理解不能だ。
- 008:非業の登場人物。こういう話なら、現地海洋にテレポートしてもらい、ソナー展開して002張りのハイドロジェット全開で潜水艦を独自索敵。内部に突入するも寸前でSLBM発射。次善としてのイージス班に引き継ぐでも良かったのに。
- 009:とりあえず加速装置で落下運動まで制御するのヤメレ。あと運動エネルギー無視すんのもヤメレ。宇宙まで行ったんなら、前はどうのこうのとか、今度はああだこうだと話はあるだろ。そういうの拾わないなら、宇宙まで行くなよ・・・・・・。