“軍団”を追え/Tracking the Legion

 “軍団”の攻撃を食い止めた後にキャラクターが取るべき次の段階は、黄金の戦士たちがどこから来たかを突き止めることだ。冒険者が街のど真ん中で軍団兵と戦っていた間、別動隊がバーリの別の個所を攻撃していた。彼らは5人の住民を誘拐し、同じくらいの人々を殺害していた(キャラクターが戦わなかったなら被害はこの程度では済まなかったろうが)。

 もしキャラクターが、襲撃者たちがどこに向かったかを突き止めようとしないなら、コナー保安官は彼女らの考えを変えようとする。1時間ほどかけて街の周囲を調査して安否確認を行った後、保安官は住民が行方不明になったことを知って冒険者に助けを求める。もしキャラクターが「“軍団”の攻撃を止めろ」クエストを受けていないのであればコナーがそれを提示し、彼自身が代行としてウォーダー男爵の資金から支払いを行う手はずを整える(保安官は必要な権限を持っており、それは誠実な依頼だ)。

 バーリを撤退した軍団兵を追跡するため、キャラクターは以下の技能チャレンジに成功しなくてはならない。男爵領の地図を参照しろ。

レベル:6(経験点500)
複雑度:2(3回失敗する前に6回成功しろ)
特殊:このチャレンジでキャラクターが4回成功するか君が必要と判断した時点で挑戦を中断し、「遭遇3:ハイウェイの不意打ち/Highway Ambush」を挿入しろ。
主要技能:〈陰謀〉、〈対話〉、〈自然〉、〈知覚〉、〈科学〉

“軍団”の攻撃/The Legion Attacks

 バーリはホーンからハイウェイとその先の杣道に沿って1日の旅程だ。攻撃のため『黄金の軍団』ボックスに封入されているポスター・マップ「街/Town」を用意しろ。そして「バーリについて/About Burl」を参照しろ。その場所については「ホーン男爵領概略図/Barony of Horn map」を見ろ。以下の状況の1つを選び、冒険を始めろ。


 

 もしキャラクターが街を守るためにバーリに来たなら、読め:

 君はウォーダー男爵との謁見の翌日にバーリに移動する。そこは小さいが豊かな街で、なだらかに起伏する丘陵地帯の真ん中にあった。周囲は大森林と耕作地に囲まれている。君は街の指導者と会った後、問題の兆候を求めて街の周囲を何時間も見回ったが、何の兆候も見られなかった。2日目の日没後、君が街の刑務所 - おあつらえ向きに街のど真ん中にある - から監視を続けていると、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。

 

 もしキャラクターがバーリを通過する時に“軍団”の攻撃が起きたのなら、読め:

 旅の長い1日の後、日没も間近いころ、君はバーリという小さな交易街に到着した。大通りを通る途中、君は〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉と看板を掲げた、古代の大型車両を再利用した酒場を見つけた。君が席について1杯目を傾けようとしたところ、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。

 

 「遭遇1:バーリの攻撃/Attack on Burl」を始めろ。キャラクターが攻撃の第一波を撃退した後、彼女たちに小休憩の時間を与えろ。やがて損傷するか破壊されたサイボーグの救難信号を察知した“軍団”の襲撃兵第二波が到来し、攻撃を開始する。その時点で「遭遇2:“軍団”の増援/Legion Reinforcements」を始めろ。

 2つの遭遇の合間か2つ目の遭遇の後、キャラクターたちは倒れたサイボーグや“A75百人隊長”を調査することができる。その体を調査するキャラクターは難易度14の〈科学〉判定を行う。成功したなら、キャラクターは軍団兵が大部分をサイバネティック・システムに置き換えられているものの、普通のガンマ・テラ人であると知る。また“百人隊長”は人型をしているロボットであることが判明する。キャラクターは倒した敵の鎧や武器をサルヴェイジすることができないが、装備品は他の装置を修理するのに使えるかもしれない(要は、冒険者は敵を討ち取る毎に1枚以上のオメガ・テック・カードをドローすることができる。たいていは)。
 

バーリについて/About Burl

 バーリの街は発展した農業共同体であり、ホーン男爵領の東部に位置している。街の北側には巨大な古代の食物倉庫がずんぐりした姿を横たえている;森はその古い建物の際まで迫っている。たいていの人々が旧市街ではなく西はずれの木造家屋に住んでいる(“ビッグ・ミステイク”の後に建てられた)。
 
 バーリの重要地点には以下が含まれる:
 
 ネスティルの雑貨屋/Nestel’s General Store:この店には様々な工具や衣類、消費材を置いている。ネスティルが背が高く、肩をかがめがちな、灰色の肌をした無毛の人であり、不機嫌で悲観的な性格だ。
 
 木工職人のタマラ/Tamara the Woodworker:この店は木材とおがくずでいっぱいだ。所有者であるタマラは3本の腕を持つ50歳の女性で、ガンマ・テラに居住していた古代人の幽霊が見えると主張している。たいていの街の住人は、彼女の頭にはブルトーズ/brutorz(ネオ・ペルシュロン馬)の糞が詰まっていると考えている。
 
 バーリ街刑務所/Burl Town Jail:この小型の刑務所は街の保安官であるコナー/Konnerの事務所を兼ねている。彼は頑健な若者で、小石だらけのような緑の皮膚をした過度に神経質な男だ。コナーは賢い現実主義者で、無敵の黄金の戦士団が自分の手には負えないことをわきまえているため、プロである冒険者の指示に従うことにためらいはない。
 
 〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉:古いバスの車体に台所として掘っ立て小屋を継ぎ接ぎした〈鋼のごろつき亭〉は騒がしい店だ。押しの強い所有者であるリーヤン/Leeyanは、物をつかめる3フィートのドレッド・ヘアがなければ純粋な人間として通用する35歳の女性だ。彼女は不敗の略奪者の噂を聞いているが、仕事を辞めて退去することを拒否した。

男爵との謁見/Meet the Baron

 この遭遇はキャラクターが流浪の傭兵であると想定している。もし君が異なる冒険のフックを用いるなら、以下のテキストは読み替えろ。例えば、ウォーダー男爵は彼女らに縁者が誘拐されたことを知らせるため冒険者を呼び寄せたのかもしれない。

 冒険が始まったなら、読め:


 ホーンの小さな街を通りすがった時のこと。君はジェンマス・ウォーダー男爵/Baron Jemmas Warder の招待を受けた。それに応じた君は、彼の砦の宴席に招かれる。ウォーダー男爵は背が低く、恰幅がよい中年男性だ。肌は蒼白で、上質な赤紫のチュニックを着ている;その表情はやつれ、堅く張りつめていた。傍らにはメイル・アーマーに身を包み、拳銃を提げた兵士が数名控えている。部屋の片隅の椅子には、大きな金色の瞳をした、禿頭の女性が座っていた。
 
 短めの挨拶を交わした後、ウォーダー男爵は仕事に取り掛かった。「現在、ホーン男爵領は困難に陥っている。東部の村々と農場が、不可解な黄金の鎧をまとった襲撃者の攻撃を受けたのだ。やつらは多くの人々を殺し、それと同じくらい多くの人々をさらっていった。私の兵士たちが襲撃者を止めようとしたが、やつらは機能する古代の武器で武装していた。君たちが黄金の戦士団を止めることができたなら、我々は格別の感謝を与えよう。もちろん報酬も。」
 
 男爵が金色の瞳をした女性にうなづく。彼女は一礼すると話始めた。「私はダーライン/Derlyn、男爵の顧問です。私には予知の才能があります。あなた方の存在に気づいたのも私です。私はバーリの街が攻撃を受ける幻視を得ました。2日後のことです。」
 
 ウォーダー男爵が君たちを振り返る。「もし、君たちが支援に応じてくれるのなら、明日までにバーリに向かってもらいたい。君たちにあっては最善を尽くして街を守ってほしい。もし君たちが黄金の戦士たちを打ち負かしたなら、その目的について調査してもらいたい。可能であるなら彼らを追跡してほしい。そして結果を報告してくれたまえ。これらの攻撃は根絶しなくてはならない。期待してよいかな?」

 
 キャラクターに質問の機会や報酬について交渉する機会を与えろ。想定される質疑応答には以下が含まれる:

 そちらの兵士たちで解決できないのか? 「黄金の戦士たちは古代技術で防護されている。矢も投げ槍もマスケット弾もやつらの鎧に弾かれてしまう。私はすでに略奪者との戦いで数隊の兵士団を失っている。ダーラインは君たちの武器と特殊能力なら有効と信じている。」

 バーリに警告はしたのか? 「当然だ。ほとんどの人々は避難するか逃散したと理解している。しかしそれを由としない人、あくまで残ろうとする人もやはりいるだろう。」

 報酬を増やせないか? 「君はなかなかの交渉人だな。だがこの線までしか支払うことはできない - 君がこの脅威を完全に根絶した証拠を持ってきたときに考えよう。」

 もしキャラクターが依頼に逡巡しているようであれば、ウォーダー男爵は大盤振る舞いに出て、任務完遂時には報酬としてそれぞれのキャラクターに対して古代の装置であるオメガ・テック・カードを2枚ずつドローさせることに同意する。もしキャラクターが最終的にこの仕事を拒否するなら、彼女らは砦を去って本来の仕事に取り組みことになる。もし彼女らが街に滞在するなら、攻撃は予想どおりに発生する。もし彼女たちが立ち去るなら、2カ月ほど経った後、バーリの街が破壊されたという噂を耳にする。勇者は華麗に去る。

主要クエスト:“軍団”の攻撃を止めろ/Stop the Legion’s Attacks

 キャラクターは襲撃者を打ち負かした後、“黄金の軍団”を拠点まで追跡しなくてはならない。このクエストはいくつかの小ステップから成り立つ。

バーリの街を守れ/Protect the town of Burl

 冒険者たちが遭遇1と2の敵を打ち負かすことで、それぞれのキャラクターは250経験点ずつ得る。

“軍団”の基地を見つけろ/Find the Legion’s base

 冒険者たちがLUCAS研究所の位置を発見することで、それぞれのキャラクターは300経験点ずつ得る。

“軍団”を止めろ/Stop the Legion

 冒険者たちがサイボーグ生産施設/cyborg production bay、作戦センター/ops center かNEROの壕の主制御施設/master control unit in the NERO bunker を破壊することで、それぞれのキャラクターは400経験点ずつ得る。

パート1:ホーン男爵領/The Barony of Horn

 ここに冒険を始めるにあたって2つの可能な選択肢を示す:「男爵との謁見」と「“軍団”の攻撃」だ。

 男爵との謁見:この選択において、冒険はキャラクターがホーンのウォーダー男爵から“黄金の軍団”をどうにかするよう依頼されるロールプレイング遭遇から始まる。これは冒険のフック「男爵への奉公」か「縁者の誘拐」の選択により始まる。

 “軍団”の攻撃:この選択において、キャラクターは軍団兵がバーリの街を攻撃している最中そこに居合わせる。これは冒険のフック「墳墓同盟の依頼」か「巻き込まれた」の選択により始まる。

冒険の始まり/Starting the Adventure

 この冒険はキャラクターがホーン男爵領に入境した後と想定している。以下パート1では、キャラクターが“黄金の軍団”を追跡するに至る2つの可能性について記す。

冒険の回し方/Running the Adventure

 キャラクターがどのようにして、あるいはなぜホーン男爵領でやってくるかにかかわらず、次に襲撃される街が判明した時点で冒険は始まる:バーリ入植地/settlement of Burl。冒険は線形だ - 勇者は月に着くまでNEROと対峙することはできないし、軍団兵を追跡してLUCAS研究所に辿り着くまで月に進むことはできない。この連続的なイベントを示すため、冒険は4つの部分に分けられる:

パート1:ホーン男爵領/The Barony of Horn
 キャラクターは“軍団”の攻撃を撃退し、襲撃者をLUCAS研究室 - ガンマ・テラにおける彼らの基地 - まで追跡する。

パート2:LUCAS研究所/The LUCAS Lab
 キャラクターは施設を探検して転送台を発見する。

パート3:月面第9地区/Moon Zone 9
 キャラクターは予期しなかった場所に到着したため、敵の秘密の指揮掩蔽壕を見つけるべく月面第9地区を探検する。

パート4:NERO/NERO
 キャラクターはNEROの掩蔽壕に侵入し、“黄金の軍団”を支配するはぐれAIを破壊しなくてはならない。


 この冒険には全部で16の遭遇があり、『黄金の軍団』だけではなく『D&Dガンマ・ワールドRPG』と『ファーゴーの飢饉』に付属している両面ポスター・マップを使用する。君のプレイヤーは別サプリのポスター・マップと見抜くかもしれないが、『黄金の軍団』における遭遇記述や地形は若干異なっている。

 君が『ファーゴーの飢饉』を持っていないなら、君は遭遇に示されたマップから君独自のマップを作成しなくてはならない。多くのゲーム店には消せるペンで記入可能なビニールマットが売っているし、雑貨屋には君がペンや鉛筆で書きこむことができるマス目付きの紙やポスター紙が売っている。

 『黄金の軍団』のプレイ中、キャラクターはマックナ市の廃墟を調査したり、月面第9地区の冒険で触れられていない個所をさまようかもしれない。そのような場合は遠慮なく、飢えたモンスターや自暴自棄な山賊、奇妙に人々との遭遇を追加しろ。君はこれらの遭遇を使い、冒険者を本題に立ち戻らせる手がかりにすることができる。例えば、キャラクターは“軍団”から逃れた有用な情報を持つ捕虜を発見するかもしないし、あるいは軍団兵が破壊した農場跡で見つけた壊れた装置にLUCAS研究室を指し示す印を見つけるかもしれない。加えて、モンスターや環境を変更したり交換する等、記された遭遇を遠慮なく改変しろ。結局のところ『黄金の軍団』は君たちの冒険なのだ。

冒険のあらまし/Adventure Synopsis


 冒険者たちはガンマ・テラのホーン領主ウォーダー男爵/Baron Warder of Horn に、男爵領の交易街を襲う強力な太古技術を駆使する不可解な黄金の戦士団を食い止めるように雇われる。キャラクターは略奪者と戦い、撃退し、彼らの根拠地を発見し、そしてその脅威を終わらせなくてはならない。ウォーダー男爵の顧問による予知/precognitionsに導かれ、キャラクターはバーリの街で警戒を行う。まもなく“黄金の軍団”が攻撃開始する。冒険者は襲撃団を追い払い、秘密基地に撤退する部隊を追跡する。

 キャラクターの追跡する足跡はミシガ海の海岸沿いの荒れ地に続き、やがて古代都市マックナへと至る。そこで冒険者たちは死亡したサイボーグのGPSユニットを発見し、彼らが“LUCAS”と呼ばれるどこかに向かって移動していたことが判明する。方位を辿るうち、キャラクターは海岸線にLUCAS(月面目録化調査機関/Lunar Catalogue and Survey)研究所を発見する。とある古代年表によると、この研究所は月面第9地区と間に架けられた転送橋の一端であり、“黄金の軍団”が周辺地域に対する攻撃拠点として使用していたことが判明する。LUCASを探検する過程で冒険者は転送台に動力が供給されており、起動準備が整っていることに気付く。

 転送器を使用したキャラクターは彼女らがすでにガンマ・テラにいないことに気づく - 彼女らは月にいる! しかしながら、そこは大気のない死んだ岩塊ではなかった。はるか昔に部分的に地球化改造された結果、月は薄い大気と奇妙な植物で覆われ、古びたドーム型基地、異星人文明が築いた水晶のような廃墟が点在していた。信号が発せらている最も近くの都市、 “平穏市/Tranquility”において、キャラクターは“軍団”の秘密基地の場所と彼らの支配者の名前 - 神秘に包まれたNERO - を知る。

 彼女らは武装を整えると、NEROと手先の情報を求めて冒険者たちは銀色の月平線を越えて古い月面防衛施設へと向かう。そこではAIが願望を実行するため、より多くの“黄金の戦士”を製造していた。キャラクターがNEROを制圧できないなら、それは月のすべてを破壊する核兵器発射まで、ガンマ・テラを襲撃して無辜の民を攫い続けるだろう。

冒険のフック/Adventure Hooks

 ここに勇者たちを話に関係させるための方法をいくつか示す。

 男爵への奉公/The Baron’s Service:評判ある傭兵として冒険者はウォーダー男爵に雇われて単純な任務を与えられる:何が攻撃しているかを突き止めてそれを終わらせろ。

 縁者の誘拐/Kidnapped Kin:キャラクターの1人はホーン男爵領に家族がいる。キャラクターは縁者が“軍団”の略奪部隊に攫われた人々の中にいたことを知る。キャラクターは救出を試みるためホーンにやってくる。

 墳墓同盟の依頼/Cryptic Mission:墳墓同盟がホーン男爵領の近くで転送網の存在を示す古代記録を発見した。キャラクターの1人は同盟の一員であり、彼女にその“網”を発見して各節を記録しろと命令がくる。冒険者はLUCAS研究所の手がかりを捜すためホーンにやってくるが、そこで男爵領が攻撃を受けていることに気付く。神出鬼没の黄金の略奪者が存在する事実は、彼らが転送網を運用していることを示唆している。

 巻き込まれた/Caught in the Shooting:キャラクターが自身の仕事でホーン男爵領を通過中、“軍団”の攻撃に巻き込まれる。経験豊かな冒険者グループにとって、襲撃者と戦って撃退することは仕事の一部だ。

背景/Background

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 “黄金の軍団”の襲撃は手当たり次第と思われていた。しかしその襲撃には目的があった:新しい徴集兵を捕え、そしてホーン男爵領の防御を打ち砕くことだ。軍団兵の多くは以前の襲撃で捕囚になった人々である。現在のところ、彼らはNERO(近地球偵察監視施設/Near-Earth Reconnaissance and Observation)として知られるはぐれAI施設によって奴隷にされている。“義勇兵/volunteer”の脳にはNEROにより個人の意志を圧して制御するためのコンピューター・ハードウェアが埋め込まれた。そして新たな下僕には外科的に黄金の鎧と兵装システムが与えられた。奴隷となったサイボーグ兵士たちは監視役である“百人隊長/centurions”として知られる人型ロボットが率いている。

 NEROは本来月を防衛するために作られた月面施設だ。それは何十年もの休眠を経て、最近の月震をきっかけに復活した。AIが周辺環境(月面第9地区)を調査した結果、“異星人”は月を蹂躙したと結論付けた。そして全面核攻撃が必要と判断した - それだけが可能な手段だった。発射命令はガンマ・テラが発する必要があったが、惑星上にはすでに有効な発射コードを付与できる者は誰もいなかった。そこでNEROは自身に新たな任務を与えた:ガンマ・テラに政府を再建するのだ。この計画を実行するにあたり、AIはガンマ・テラを占領した“侵略的異星人”を掃討するため、市民による民兵隊を動員する予定だった。新たな政府が開かれて適切な選挙が行なわれたならNEROは立候補し、そして自らが最高指揮権を得る。そうすることで自らに発射ボタンを押すことを命じるだろう。この計画はNEROの感覚において完璧だった。少なくとも劣化したAIの処理システム内においては - たぶん。

 もちろん、NEROは月面の指揮掩蔽壕にいる。それはガンマ・テラでの作戦を困難にしている。AIにとって幸いなことは、LUCAS研究所を含めた古い月面計画の支援基地ネットワークに対するアクセス権を保持していたことだ。これら転送施設はガンマ・テラ各地に分散しているため、NEROは“黄金の兵士”を自由自在に襲撃に送り出し、また回収することができた。これまでのところ計画はうまくいっていた。そしてAIは選挙運動バッジのデザインに傾注した。NEROを大統領に - そこそが唯一の論理的な選択なのだ!

第4章:黄金の軍団/Legion of Gold


 

 彼らは日没と共にやってくる - 金色の合金の鎧をまとった、神秘的な兵士たちが。当初、彼らの数は数えるほどだった。だが2か月が過ぎ、襲撃者の数は徐々に増えていき、今では平和な交易街で構成されるホーン男爵領を脅かすほどにまで膨れ上がっていた。彼らが求めるものは誰も知らない - 黄金の兵士は決して話をしないからだ。彼らは警告を発することなく農村を襲う。鎧をまとった襲撃者たちは、未知の運命におののく捕囚を引き連れて、ホーン男爵領の東にある荒野に消え失せる。兵士たち“黄金の軍団”として知られている。そして彼らが次にどこを攻めるのかは誰も知らない。

 『黄金の軍団』は6か7レベルのキャラクター5人向けの、D&Dガンマ・ワールド冒険だ。 冒険を終える時、キャラクターは9か10レベルに到達しているだろう。

カードの使用/Using Cards Gamma World Rulebook p15

 D&Dガンマ・ワールド・ゲームはD&Dゲーム内に異端な要素を導入する:コレクタブル・カード/トレーディング・カードだ。君は手持ちのカードの中から最強と信じる非凡な突然変異と最先端技術の粋であるアイテムを手にできる。これらはアルファ突然変異とオメガ技術として知られている。君はゲーム・ボックス内のスターター・カードだけでプレイしても良いし、ブースター・パックを開いて自分のキャラクターに最適化したデッキを組んでも良い。同様に、GMも自身のデッキを管理変更することができる。

プレイ準備/Preparing for play

 ゲーム開始前に、GMはスターター・デッキを分類選別してGM用のアルファ突然変異デッキとオメガ技術デッキを作成し、それぞれをよくシャッフルする。これらのデッキにはまた、GMが調整のためにブースター・パックからカードを追加できる。

 ゲーム・ボックス内のすべてのカードはGMデッキの一部である。プレイヤーはGMデッキをドローしても良いし、ブースター・パックを利用して独自に作り上げた自身のデッキをドローしても良い。それぞれのプレイヤーが作成したデッキには、適切な分類(突然変異か技術)のカードを少なくとも7枚含まなくてはならない。さらに特定のカードを2枚を超えて投入することができない - インチキしてオメガ技術デッキを核融合ライフルだけで満たしてはいけない!

プレイ中のカード使用/Using cards ㏌ play

 GMはモンスターやヴィランのためにカードを使用することはない - それらはすべてPCのために使われる。プレイヤーはGMデッキからカードをドローしてもよいし、自身のデッキからドローしてもよい(彼女たちがデッキを用意している場合のみ;用意していないなら、常にGMデッキをドローする)。カードは以下の3箇所のいずれかに置かれる:

  • ドロー・デッキ/Draw Deck:君がドローしていないカードはドロー・デッキとして配置される。ドロー・デッキは2つある(ひとつはアルファ突然変異カード、もうひとつはオメガ技術カードだ)。君が自身のデッキを用意しているなら、プレイ前にそれぞれをシャッフルして伏せて置け - 君はデッキ内にどのようなカードが含まれているかを知っているが、次に来るカードが何かまでは知らない。
  • 表示/Readied:君はドローしたカードをテーブル上に表面を上にして表示する。君は表示されたカードについてその利益を得て、さらにパワーを使用することができる。君はアルファ突然変異カードを指定枚数しか表示できないが、オメガ技術カードは何枚でも表示できる。表示したオメガ技術カードはそのまま維持される - それらを君が使用するまで。
  • ディスカード/Discard:君は使用済みのカードをディスカードの山に移動させる。それらを君のドロー・デッキに戻してはいけない。遭遇終了時、君のアルファ突然変異カードはディスカードされる(使用していないとしても);君がアルファ攪乱を受けたときもディスカードされる。君が遭遇中にオメガ技術カードのパワーを使用したなら、遭遇終了時に持続判定を行うことで持続かディスカードが決定される(君はディスカードする前にオメガ技術カードのサルヴェイジを行うことができる;68ページ『オメガ技術のサルヴェイジ』を参照)。大休憩中、君はアルファ突然変異カードとオメガ技術カードをドロー・デッキに戻してシャッフルする。

 アルファ突然変異/オメガ技術カードの詳細については66-69ページを参照しろ。

デッキの再構築/Rebuilding decks

 GMと各PLは、自身のアルファ突然変異デッキとオメガ技術デッキを、セッション終了時か冒険を止めて大休憩を執った際に再構築することができる。ディスカードされたカードはこの時点でそれぞれのデッキに戻されシャッフルされる。各PLデッキとGMデッキのカードを混同しないように注意しろ。セッション中にGMデッキを使い果たしてしまったなら、GMはデッキをシャッフルしてゲームを継続しろ。しかしPLデッキはセッション終了時までシャッフルしてはならない。

ゲームの基礎/The basics of the game Gamma World Rulebook p14

 君はRPG内で考えつくことをほとんど何でも試すことができるが、君のキャラクターがゲーム内で行うほとんどのアクションは不確実性が伴う。君は崖をよじ登ることができるかも知れないし、また君は失敗するかも知れない。君は手にしたレーザ・ピストルで守衛ロボを撃ち抜くかも知れないし、また君は狙いを外すかもしれない。君の成功失敗を決定する方法は、事ある毎に行われる“判定”だ:君はd20をロールし、君のキャラクターの能力や状況に基づくボーナスやペナルティを加え、その合計値をGMが提示する目標値と比較する。

成功失敗の決定/Determining Success or Failure

  1. d20をロールしろ。高い数値の方が良いぞ!
  2. 適切な修正値を加えろ。
  3. 合計値を目標値と比較しろ。

 君の判定結果が目標値と等しいかより高いなら、君は成功だ。
 君の判定結果が目標値より低いなら、君は失敗だ。

攻撃ロール/Attack Rolls

  • 君が使用する攻撃種別を選択しろ(普通は君のパワーか基礎攻撃だ)。
  • 君は君が選択した攻撃種別の射程内に存在する目標から、どれに攻撃するのか選択しろ。
  • d20をロールし、君の攻撃に関する攻撃修正値を加えろ(君のレベル+君の【能力値】修正値)。
  • この合計が君の攻撃ロール結果だ。これを君の攻撃目標の防御値と比較しろ:アーマー・クラス、頑健、反応、意志防御値。

技能判定/Skill Checks

  • 君が使用する技能を選択しろ。
  • d20をロールし、君の技能修正値を加えろ。
  • 様々な状況修正値を加えろ。普通は君に影響を与えているパワーのものだ。
  • この合計が君の結果だ。これをGMが技能判定の難易度に設定した値と比較しろ。

オメガ技術カード/Omega Tech Cards Gamma World Rulebook p68

 君はガンマ・テラを探検する間に、しばしば先端技術で作られたアーティファクトを獲得するだろう。オメガ技術とは、ガンマ・テラの放射線荒野で発掘される、異邦の超科学で作られた装置類の象徴だ。オメガ技術アイテムの多様性は何千種にも及ぶが、たいていの場合は3つの起源に集約される:エリア52技術、イシュタル技術、ザイ技術だ。

 

  • エリア52/Area 52:エリア51には君が思っている以上の秘密があった。エリア52の技術は、数千年前よりダーク・エネルギーを支配してきた異星人グレイから得られたものだ。
  • イシュタル/Ishtar:イシュタル帝国とは多くの世界線に出現し得る、極めて高度に進歩した人類文明だ。イシュタル人は変わり果てた大地に、数多くの密偵や顧問団、または征服軍を送り込んだ。それらの技術は自然界の光量子を用いる。
  • ザイ/Xi:ザイ技術は人工知能の産物であり、ナノテクと神経接合により構築される。イシュタル文明のように、機械化文明は多くの世界線で普遍だ。

 

君だけのオメガ技術デッキを組もう/Constructing your own Omega Tech deck

 君はアルファ突然変異カードをドローすることで、君の現在のアルファ・パワーを決定する。ゲーム・セッション開始前、PLはそれぞれ『D&Dガンマ・ワールド・ブースター・パック』を使用してオメガ技術カードのデッキを組むことができる。君のデッキは最低でも7枚のカードを含まなくてはならず、また君は同名のカードを2枚を超えて含んではならない。

 GMのオメガ技術デッキは『D&Dガンマ・ワールド・コア・ルール』に同梱されているアルファ突然変異カード・スターターに加え、GMが任意に選択したブースター・カードで構成される。

 GMが君に対し「まだ使えるアーティファクトを発見した」と宣言したなら(通常、君が1つの遭遇を成功させるか、古代技術の貯蔵庫を発見した場合)、君が何を発見したのか決定するため、オメガ技術カードをドローする。君は自身のデッキからドローしても良いし、GMデッキからドローしても良い。もし君が自身のデッキを組まないのであれば、君はすべてのドローをGMデッキから行うことになる。

 

オメガ技術デッキの使い方/Using Omega Tech decks in Play

 君はゲーム・セッション前(または冒険を再開するか、大休憩の後)に君のオメガ技術デッキをよくシャッフルし、またGMもデッキをシャッフルする。

  1. オメガ判定/Omega Check:君のGMが、君がオメガ技術の貯蔵庫を発見したと宣言したならd20をロールしろ。君の結果が10以上であるなら、君は君のデッキかGMデッキからドローする。君の結果が9以下なら、君はGMデッキからドローしなくてはならない。君がドローしたカードは待機される。君が君自身のデッキを持っていないのなら、君はすべてのカードをGMデッキからドローする。
  2. 使用するまで表示/Keep Ready Until Used:君が同時に表示できるオメガ技術カードの枚数に制限はない。君はカードを君のキャラクター・シートの脇に表示する。
  3. オメガ・カードは遭遇毎に機能する/Each Omega Card Works Once Per Encounter:君は表示したオメガ技術カードすべてを、遭遇中に1度ずつ使用することができる。君がカードを使用したならそれをタップしろ(横に傾ける)。カードをタップした後も、君は遭遇の終了までカードから得られる利益を維持する。
  4. オメガ持続判定/Check the Omega Charge:君はオメガ技術アイテムを使用することで、使用回数を使い果たしてしまうかもしれない。遭遇終了時に、オメガ持続判定としてd20ロールを行なえ。結果が10以上であるなら成功で、アイテムの使用回数は維持される;アンタップ(縦に戻す)して表示しろ。結果が9以下であるなら失敗だ。君はカードをディスカードしなくてはならない。君の起源や環境により、君のオメガ持続判定にはボーナスが与えられる場合もある。
  5. オメガ技術デッキの再構築/Rebuild Your Omega Tech Deck:君が大休憩を取るかゲーム・セッションを終えたなら、すべてのオメガ技術カードを(君自身かGMの)デッキに戻す。君が表示したカードは君の手元に残す。その後に君が望むのなら、君はデッキを更新できる(カードを入れ替える)。再びゲームを開始する前にデッキをシャッフルしろ。

 

オメガ技術のサルヴェイジ/Salvaging Omega Tech

 使用回数が切れたオメガ技術アイテムのうちサルヴェイジ欄がカードに記されている場合、能力を減少して機能させることができる。それぞれのアイテムのサルヴェイジ方法はキャラクター・レベルが関連する。キャラクター・レベルがアイテムのサルヴェイジ・レベル以上であるなら、そのアイテムは永続的アイテムとして再利用できる。サルヴェイジされたアイテムは基本的な武器や鎧よりも効果的なであり、しばしば強力な能力を秘めている。サルヴェイジされたオメガ技術アイテムは、もはやオメガ持続判定を必要としない。

アルファ突然変異カード/Alpha Mutation Cards Gamma World Rulebook p66

 君は君のキャラクターの起源をロールし、能力値と技能を決定し、君のキャラクターの各種数値を決定した。もう少しだ! キャラクター作成行程はあとひとつ:君のアルファ突然変異とオメガ技術カードのデッキ準備だ。

アルファ突然変異カード/Alpha Mutation Cards

 D&Dガンマ・ワールドの勇者はすべて、アルファ・パワーとして知られる野蛮で予測不能な能力への接触手段を持っている。実際のところ、君はこの世界線から自然の賜物のように特殊パワーを顕現させることができる。一部の勇者は論理と精神集中を通じてこれを成し遂げ、ある者は直観や感性、または事故によりそれを得る。恐慌の瞬間や激情に駆られることでスイッチが入り、君はそれを使用する以前とはまるで異なる人間
となる。

 アルファ突然変異は3つの異なるエネルギー源から得られる:生体エネルギー、暗黒エネルギー、念力エネルギーだ。
 

  • 生体エネルギー/Blo Energy:君はジャンクDNAの断片を活性化させたり全身のミトコンドリアに新らしい異なる機能を与え、身体特性を変化させる。
  • 暗黒エネルギー/Dark Energy:暗黒エネルギーとは全宇宙のすべての物質に宿る力だ。君はそれを解放して使いやすい形で取り出すことができる。
  • 念力エネルギー/Psi Energy:君は精神集中することで不可能を成し遂げる。

 

君だけのアルファ突然変異デッキを組もう/Constructing your own Alpha Mutation deck

 君はアルファ突然変異カードをドローすることで、君の現在のアルファ・パワーを決定する。ゲーム・セッション開始前、PLはそれぞれ『D&Dガンマ・ワールド・ブースター・パック』を使用してアルファ突然変異カードのデッキを組むことができる。君のデッキは最低でも7枚のカードを含まなくてはならず、また君は同名のカードを2枚を超えて含んではならない。

 GMのアルファ突然変異デッキは『D&Dガンマ・ワールド・コア・ルール』に同梱されているアルファ突然変異カード・スターターに加え、GMが任意に選択したブースター・カードで構成される。

 プレー中、君は自身のデッキからドローしても良いし、GMデッキからドローしても良い。もし君が自身のデッキを組まないのであれば、君はすべてのドローをGMデッキから行うことになる。

 

アルファ突然変異デッキの使い方/Using Alpha Mutation Decks in Play

 君はゲーム・セッション前(または冒険を再開するか、大休憩の後)に君のアルファ突然変異デッキをよくシャッフルし、またGMもデッキをシャッフルする。

  1. 君のアルファ突然変異カードをドローしろ/Draw Your Alpha Mutation Cards:君は君のデッキからアルファ突然変異カードを1枚ドローする。君が4レベル以上であるなら、君は君のデッキからカードを2枚ドローする。君が8レベル以上であるなら、君は君のデッキからカードを3枚ドローする。君が君自身のデッキを持っていないのなら、君はすべてのカードをGMデッキからドローする。
  2. アルファ突然変異カードを表示しろ/Readied Alpha Mutation Cards:君がドローしたカードは君のアルファ・パワーとなる。君は使用するカードを君のキャラクター・シートの脇に表示する。
  3. 表示したカードを使用しろ/Using Readied Cards:君は君のアルファ突然変異カードをディスカードするまで、そのカードに記されているすべての利益を得る。ほとんどのアルファ突然変異カードにはパワーが記されている。君は表示したそれぞれのカードのパワーを、遭遇中に1度だけ使用することができる。君がそのようにしたなら、カードをタップし(横に傾け)、君がパワーを使用し終わったことを示せ。
  4. 表示したパワーを更新しろ/Refreshing Readied Powers:遭遇終了時、君は表示したアルファ突然変異カードをディスカードし、新たなカードをドローして置き換える。もし君がデッキを用意しているなら、新たなカードを君自身のデッキからドローできるが、用意していないならGMデッキからドローする。そのカードが君の新たなアルファ・パワーとなる。もし君が1枚より多くのアルファ突然変異カードを表示できるなら(例えば、君が高レベルである場合等)、すべてのアルファ突然変異カードをディスカードして置き換えろ。
  5. アルファ攪乱/AlphaAlpha Flux:君が遭遇中に行なうd20ロールのいずれかで“出目1”を出したなら、君はアルファ攪乱に見舞われる。君の現在のアクションが終了した後、君は表示しているアルファ突然変異カードから1枚を選びディスカードする。このカードは君がパワーを使い終えたものでも良いし、君がまだパワーを使用していないカードでも良い。その後、新たなカードをGMデッキからドローしろ。君がこの遭遇中に使用したカードをディスカードしたとしても、新たにドローしたカードのアルファ・パワーを使用できる。
  6. アルファ突然変異デッキの再構築/Rebuild Your Alpha Mutation Deck:君が大休憩を取るかゲーム・セッションを終えたなら、すべてのアルファ突然変異カードを(君自身かGMの)デッキに戻す。その後に君が望むのなら、君はデッキを更新できる(カードを入れ替える)。そのようにして、君はデッキをシャッフルして新たにカードをドローして表示することができる。

 

アルファ・パワー“増強”/Overcharging Alpha Powers
 アルファ・パワーに増強欄が記されている場合、君は失敗の危険を犯して効果を拡大することができる。増強欄には君がいつ増強出来るかが記されている ;カードに特に記されていない限り、アルファ・パワー“増強”は君が宣言した時点にフリー・アクションで実行する。君が増強できるのは1つのパワーについて1度だけだ。増強したならd20をロールしろ。アルファ突然変異カードにはd20ロールの結果として起こる効果が記されている。通常は、結果が10以上であるなら増強は成功し(そして効果が増強され)、9以下であるならペナルティか状態異常を受ける。君が攻撃パワーに増強を試みて失敗したなら、そのパワーは通常に機能するが負の効果も発生する。君の主起源により、君はアルファ・パワー増強にボーナスを得る。

オメガ技術とサルヴェイジ/Omega Tech and Salvage Gamma World Rulebook p77

 君が探索を成功したなら、君は購入することができない最良のアイテムを手に入れる - 君が発見するものはオメガ技術カード(68ページ)だ。通常、君は状況調査の段階でオメガ技術カードを引き、遭遇または挑戦を成功させた後にそれを入手することになる;この過程については君のGMに決定権がある。

 特定のオメガ技術カードにはサルヴェイジ記述がある。これは君が即興で修理したり、中心となる部品を仮部品に置き換えたりして、アイテムの応急修理が可能であることを示す。アイテムは決して再び完全な状態に戻らない。しかしそれは二次的な能力で永久に使用可能になる。それがどのような起源を持っていようと、サルヴェイジされたアイテムは通常装備となる。

サルヴェイジ装備/Salvaged Gear

  • 君が保持できる稼働オメガ技術アイテムに所持数の制限はない。君が保持できるサルヴェイジ・アイテムに所持数の制限はない。
  • 君は消費済みオメガ技術アイテムを保持することはできないが、それをサルヴェイジすることはできる;もし君が遭遇終了後にサルヴェイジを開始しないなら、それは燃え尽きてガラクタに姿を変える。
  • サルヴェイジ・アイテムを機能させるためには指定されたレベルに達している必要があり、その数値はカードに記されている。もしアイテムにサルヴェイジ記述がないなら、それはサルヴェイジすることができない。
  • 消費済みアイテムをサルヴェイジ・アイテムに変換するためには小休憩が必要だ。


保持、持ち上げ、曳きずり/Carrying, Lifting, Dragging
 あとは同じじゃねぇかなぁ・・・ ( ゜ω゜).。o0(つまらぬからカット